首－7－

デュラララ!!　静臨です。
臨也メイン。
夏なのでエロです。故に18禁とさせていただきます。
嗚呼、夏ってやっぱりエロになるよね（爆死）


きりちゃん12日のお詫びにこれもあげる＞私信

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チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ


時計の音をずっと数える。
ずっとずっと。
眠れない。

眠れないはずがない状況で、
否、ある意味眠ってしまってはいけない状況でもあって、
意馬心猿というか、風俗壊乱というか、
そんなこんなでどうして眠らないのか、眠れないのか、
自分でも分析できないわけで。


隣では小説でも漫画でもアニメでも何でも構わないが、
典型的、否、ありきたりな表現である
「スースー」
と規則正しい息遣いで爆睡してるシズちゃんがいるっていうのに。
嗚呼、それが原因なのか？……そうじゃないのか。

どうも何故か混乱してしまう俺の頭。
頭脳明晰、眉目秀麗、そんな俺をこうさせてしまうんだから、
やっぱりシズちゃんなんて大嫌いだ。


え？何で大嫌いなシズちゃんと隣で寝てるかって？
そんなの決まってるじゃないか。
たま（多分）にヤルっていう最大級の嫌がらせのため。

高校の時にふと恥辱な嫌がらせを思いついて、
童貞だったシズちゃんの筆おろしをしたのは、
何を隠そう、否、隠すつもりもない、この俺だからね。
初めてのシズちゃんは恥辱に赤くなったり、
あまりの気持ちよさにうっとりしたり、我慢した顔をしたり、
それはそれは面白かった。


そこからこうやってたま（多分）に最大級の恥辱を味わわせるために
堂々と勝手に合鍵を作ってシズちゃんちに先に上がりこんでおいて、
「お願いッ！あたしにあなたのお○ンチ○ブチ込んで！！」
的な安いAVみたいな感じで待っていたりする。
（稀にだけどシズちゃん下向いて肩をプルプルさせるから面白いんだよ、これが）
1番笑えたのは、新羅のうちにあったウサ耳のヘアバンドを拝借して待ってた時。
その日のシズちゃんはいつも獣だけどいつも以上に猛獣化してて、
半月くらいは心なしか俺を避けてたと思われる。
うわ、懐かしいぃ。今度は何にしてみようか…。

まぁでも大概は、勝手に持ち込んだ俺用のミネラルウォーター（硬水）と
＜手間をかけても美味しい紅茶が飲みたい方には軟水＞
＜ある程度、味は妥協しても、ラクな方がいいという方には硬水＞
アレッシィのティーカップセットで、
ディンブラかケニアの2つの茶葉から気分によって
どちらかを選んで飲んで、フツーに待ってたりするんだけど。
しかも、勝手に持ち込んだ物なんだけど、
無くなりそうになってたら必ず同じ物が補充してあるっていう魔法つき。


帰ってきたシズちゃんは毎度毎度同じセリフで部屋に入ってくる。
よく飽きないよね、ホント。
ほら、君にも想像できただろ？

「臨也、手前なんでここにいやがるッッ！！」

（正解しても正解するのが当たり前だから、賞品はないよ？）

「シズちゃんがそろそろ俺に会いたい頃かなぁって
　新宿からわざわざ電車で来てあげたんだよ」
「殺す！」
「あ、シズちゃん、大事なこと忘れてるよ」
「あ？」
「シズちゃん、おかえり（はあと）」
「……………」

このプチ恥辱の時に一瞬出るシズちゃんの顔は可愛くて笑える。
で、困ったシズちゃんはただ無愛想な顔して、机の上に乱暴にコンビニ袋を置く。
そして俺の座ってるソファの正反対の場所に座って、ただいまの一服。

目の前のコンビニ袋を見ると、2つのお弁当が透けて見える。
えﾞ…もしかして？もしかする？！
げぇ…吐きそう。
否、待て。落ち着こう。
シズちゃんは確かに俺探知機っていうオゾマシイモノを身体の中に持っているけど、
でもさすがに家にいるかどうかを察知するなんて芸当を
残念なシズちゃんが取得できているわけがない。
ということは、1個は夕飯、1個は朝食ってトコか。
嗚呼、思わず寒気がしたよ。
やっぱり確実にサクっと死んでよシズちゃん。
しかも、俺、コンビニ弁当って嫌いなんだよね。


恥ずかしがりやのシズちゃんはシャワーを浴びても、一向に俺に近づこうとはしない。
結局ヤルことわかってるくせに、面倒くさい。
シズちゃんが狭いシングルベッドの上にゴロンと寝転がった瞬間に俺は動く。
その一瞬だけシズちゃんはピクっと動くんだけど、
めんどくせぇなって表情をした。

あ、何かすごいシズちゃんのくせに生意気。
ということは今日は特別ご奉仕（嫌がらせ）コースに決定。

上に乗って、シズちゃんの1番嫌いだったいう顔をしてあげた後、
俺の手は簡単にシズちゃんの下着を器用に脱がした。
ふわっと外気に触れる瞬間ってイイからシズちゃんは興奮してくる。
そのまま容赦なく、竿に手を伸ばす。
最初は先だけ舐めてそれから優しく手を動かしながら咥えてみる。
ふにゃふにゃのシズちゃんは、少しずつ熱をもってきて、あの特有の匂いがしてきた。
顔を少し上げると目を瞑って悦に浸ってる。
シズちゃんのくせに可愛い。
ゆっくりだった動きを少しずつ少しずつ速めていく。
シズちゃんのはどんどん硬くて大きくなってきた。
稀に意外なポイントがあるんだけど、
大体シズちゃんの好きなコト・所は知ってるからそこをどんどん攻める。
そろそろ堪んなくなるトコなんだけど、
今日は特別コースだからまだまだ好きにはさせてあげないよ。

手は動かしつつ口を竿から離す。
パッと目があってシズちゃんの目は熱をもって俺を見てる。
でもそれも一瞬。
俺は竿の下の玉を咥え込んだ。

「ヤメッ・・・ロ・・」

笑いながら、俺の動きは止まらない。
ほらよく言うじゃないか、ダメとかヤメテとか言うのはイイって事だって。
それにさ、俺、男なんだよね、シズちゃん。
だからさ、好きなポイントを知ってる前に、どこがイイとかわかるんだよ。

嗚呼、楽しい。

手の動きは止めずにコロコロと舌で交互に両方を咥えて舐める。
確実、今のシズちゃんは恥辱で真っ赤な顔して堪えてるんだと思うと、
ますます楽しくなって俺の笑みも濃くなる。

さてと、最期にとっておき。

器用な俺はシズちゃんの玉を転がしながら、徐々にシズちゃんの腰を少し浮かせて
玉とシズちゃんのバージンである穴との間をねっとりと舐め上げる。
ビクっとシズちゃんの身体が跳ねる。
扱いていた竿もこれ以上にない大きさになっていて、
俺、明日半日で動けるようになるのか？なんて心配した瞬間に
シズちゃんの長い腕は俺の腰を持って軽々とベッドに投げ飛ばした。

「臨也、手前！」

恥ずかしがりやのシズちゃんはどこかへ行ったみたいで、
金色のジャッカルがそこにいた。
手始めに乳首舐めながらがじりと咬まれた瞬間、
そういえば、ジャッカルって穴を掘るのが上手いって何かに書いてあったなぁ
って思ったけど、そこからは特別コースの効き目がありすぎて、
はっきり覚えてない。

嗚呼、ムカつく。



そんな感じで今に至るっていうのに、あれだけの汗かいたのに、
今日も眠れない。
時計の音をあとどれだけ聞けばいいのか。

チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ


ふとこちらに背中を向けてたシズちゃんが寝返りをうった。
シングルベッドだっていうのに隣に寝てる俺に被害なし。
少しくらい腕とか手が当たるとかするじゃない？普通はさ。

気持ち悪い。

思って、仕置きのためにシズちゃんの方へ向く。
嫌いで殺したい人間の横に寝てるくせに、気を許してます的爆睡。
嗚呼、また気分が悪くなってきた。

あ、シズちゃんの胸の上に俺の頭が乗ってて
それはそれは仲良く寝てたって状況を作って、
シズちゃんが起きたら（勿論自分は寝たフリ予定）
それはそれで好い嫌がらせになるよな。よし。

思い立ったら即実行。
少しずつシズちゃんの上に頭を乗せる。
嗚呼、気持ち悪い。
でも少しの我慢は楽しい事を倍にさせるし、ここは我慢だ。

そうすると、ずっと聞こえてた時計の音の代わりに、

トクトクトクトク

シズちゃんの規則正しい心音が聞こえてきた。
ますます嫌だ。

……でも気分が悪過ぎて、何か眠れる気がしてきた。
たまにはシズちゃんも役に立つ事もあるんだ。
ふ～ん。

嗚呼、でも嫌だ、嫌だ。



『傷口に生クリーム』





　
その数分後に臨也が眠った後、静雄の腕は臨也を包みこむように回されていた。
そして臨也が起きた時その事実に驚愕し、静雄が起きるまでの間、
臨也の“少しの我慢”は“少し”ではなくなった。