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版権二次創作を含んだ非公式ファンブログです。各版権元様とは一切無関係です。コードギアス、咎狗の血、デュラララ!!、その他について書き散らしております。え゙…と思われる方は、×(ぽちっと),←(ぽちっと)でさよならして下さいませ。
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J×SUGIZO(ジャンル=芸能・るなしー)です。
いや~、このブログにまさか↑っていう字を書くとは…。
ライヴパワーというか、NHKパワー!?(笑)ってすごいです。

興味がまったくない方はスルーしてください。
ちょっとでも興味をもたれた方はどうぞ。

きりちゃんに捧ぐ…。




一目惚れに近かったと思う。
かっこよくて綺麗で毒を持ってたSUGIZOに。
オマエ、下手だけどイイよってそう艶やかな笑顔で言われた時に
ムカついたと同時に、音が鳴った。

溺れてた、そんな時期もあった。

自分が自分以外の誰かのことを
すべてを知りたい、すべてを自分のものにしたいと思ったり、
気がつくと四六時中相手のことを考えてる、
そういう風になることなんて信じられなかった。
自分で言うのもなんだけど、
俺はそれまで人に執着したことがなかったから。
それは、INORANや周りの友だち、仲間と、家族は別として、
他の替わりなんていくらでもいる、そう思ってた馬鹿なガキだった。
SUGIZOを見て触れて、それが一変した。
あの頃流行ってたトルエンやシンナーなんかと一緒で、
俺にとってのそれがSUGIZOだった。
口も素行も悪かったけど、派手で綺麗で、自分を持っていて、
抜群にギターが上手くてイイ音出して、中からもイイ音がする。
それだけであればノックアウトだ。
のまれて攫われた。

想いは通じていて、
俺はSUGIZOが好きで、SUGIZOも俺のことが好きで、
そうであるはずなのに閉じて逃げていくSUGIZOを追いかけて
傷つけてしまったこととか、
見下して嘲った物言いをされて、
カッと頭に血が上って怒りにまかせて酷いことをした、言ったこともあった。

あの頃の俺は若かったんだと思う。いろんな意味で。
ただそれだけの言葉ですませてしまったら、
アイツはきっと怒って猛反論してくるだろうけど。


気性が激しくて、横暴で横柄な態度をとるわりに、
それと同じくらいメンタルな部分が弱いSUGIZOのことをわかってやれるし、
気遣うことができるように、こういうときはこうした方がいい、
そういう風に冷静に考えられるようになったのは、もうずいぶん前だ。

一緒にいる間、ホントに色んな事があって、
時にはお互いに他に相手がいることもあったし、
SUGIZOは結婚して子どもが生まれて離婚した。
傍から見れば「終わってる」そう考えると思うよ。
けど、俺とSUGIZO、少なくとも俺は、
ただベタベタとくっついて依存して、そんなそれだけの関係じゃなく、
そうじゃない二人になったことをマイナスに考えてない。
大事なのは、その他じゃなく俺とSUGIZOがどう思ってるかだ。

溺れる、離れる、寄り添う。
一廻りした頃、SUGIZOに女ができた。
SUGIZOは言い訳一つしなかった。
止めろなんて言えなかった。
その時に自分の中のどろどろした黒いモノは抱えた。
葛藤して苛立ちをぶつけたこともあった。
けど、SUGIZOが不器用で勝手で、餓えていて、
色んなものが欲しくて、その中に俺も入ってるのがわかったから、
そう思うSUGIZOを俺は嫌いにならなかった。
俺もその後に気の合った女できるとそっちにいったりした。
同じようにすることで、自分を救ってたのかもしれない。
自分が寂しい思いをしないように。それと、
そうすることでSUGIZOが俺を負担に思わないようにするため…
なんて自己陶酔して、自己満足的に思ったりして。
SUGIZOは困惑してる俺も了承してる俺もわかっていて何も言わなかった。
それが、合図だったんだと思う。
解けてるけど繋がってる、繋がってるけど解けてる、
そういう二人になった。
わかりやすく例えると、マジックにあるアレ、
紐に結び目作ってセンターを鋏で切ったけど、1・2・3でほら元通りってやつ。
あっちにはタネがあるけど、こっちにはタネも仕掛けも全く無し。
あるのは根っこの想い。
善いのか悪いのか判断するのは自分たちで、
それが自然になったから、それでいい。
そんな風に思えるようになったのも、散々考えたから、だけど。
色んなものを欲しがってそれを我慢しないSUGIZOと、
オンリーワンを求めてそこにいくまで我慢強い俺と、
俺らだから成立してる形。
そういう俺とSUGIZOの共通項、
好きになったものはよっぽどのことがない限りずっと好きな所。



俺はルナが一番大事。オマエは二番目でもないかも。
それでもJくんは俺が好きで、手放せないんだよねぇ…。
いい加減にしたら?疲れてんじゃないの?
自分のことだけ思ってくれる相手探せよ。
俺はオマエが俺と一緒にいて、
疲れるなぁ…しょうがねぇなぁ…って思ってること知ってんだよ。
そう思うくらいなら俺から離れちゃえば?
---
自分からオマエのこと大事だって思ってても
抱えてる気持ちが邪魔して言わないくせに
気の向いたときにだけ優しくして、
ずっとJのこと縛り付けて繋ぎとめてるのは自分だ。
もうちょっと考えりゃいい様にできるのに、
やらない自分のこと棚に上げて、オマエばっかり責めてる。
俺はオマエがくれるほどの優しさを返してやれない。
それでも俺と一緒にいたいと、オマエ思ってくれる…?

酒に酔ってるときも自分に酔ってるときも素面の時でも、
いつでも俺は言うよ。
俺、SUGIZOが好きだよ。
隣に誰かがいようと、SUGIZOを世界で一番、愛してる。



同じバンドのメンバーとして活動することがなくなって、
以前よりも増して会って話をしたりSEXしたりすることも減った。
1年くらい音信不通になったりすることもあった。
お互いにやってることは噂やメディアに上がるから
どうしてるのかはわかったし、
離れてみても生きてる世界は同じなわけで、
イベントや誘われた集まりに行ってみると、
偶然に会ったりすることもあって、それでよかった。
会いたいと思うこともある。でも俺から声はかけない。
特に決めたわけじゃないけど、俺からは連絡しないっていう
二人の暗黙のルールみたいなものがあって、
破るとアイツおっかねぇし。
それにふと作業の合間にSUGIZOのことを考えたりすると、
稀ではあるけどふいに連絡がきたりするもんだ。
超能力とかは信じてないけど、
テレパシーってあるんだとその時は思ったりする。
これSUGIZOの影響かな。
まぁ、内容は酔っ払ったから迎えに来いとかなんだけど・・・。
けど、足なんて簡単につかまるはずなのにそれでも連絡してくる
甘え下手な人の可愛い我が儘はきくべきでしょう。そう思うだろ?


ソロ活動が10年になる頃、LUNA SEAとしての7年ぶりのライヴが決まる。
5人が揃った日。
勿論、俺もSUGIZOもその場所にいた。
その空気は緊張感で冬真っ只中の寒空の下にいるような感じだったけど、
俺は嬉しかった。それをその場で出しはしなかったけど。
例えば、一人暮らしをし始めて何年間も帰らなかった家に帰った時、
なんか気まずくて、どうしていいのかよくわかんねぇ感覚に似てる。
家族なのに、自分が住んでた家のはずなのに、
どこか他人行儀にしてしまったり、溝があるような、そんな。
俺らの場合、あるのは家財道具だけで
家に残ってる人なんていなかったから、
メンバー全員がそう思ったのかもしれない。
端っからぬるい温度だったわけでもないし。


取材かライヴの前か、もう忘れたけど、
メイクルームで談笑しながら整えてもらってた時に
これでもかってくらい色々な道具やメイク用品の中に
久しぶりに見る物をみつけた。
懐かしいなぁ…と思って意識せずに手に持った。

「Jさん、マニキュアとかに興味あるんですか!?」

スタイリストが興味津々に面白そうな顔して見つめてくる。
苦笑いしながら今こんなだけど昔使ってたじゃない?なんて言うと、
塗ってみますか!?とまた嬉しそうに言ってきた。

「え…、今の俺を見て言ってる?それ」

「最近、一般の男の子でもマニキュア塗ってる子もいますよ?
 それに、ジャニーズの子とかも、亀梨くんとか…」

「・・・・・」

「や、怖い顔しないで下さいよ…。
 ほら、薬指1本だけとか塗ってるのとかっこいいですよ?
 それに左手の薬指だったら大事な指輪したりするし、
 そういう人、Jさんいそうだし…」

いろいろ含んだ笑いを浮かべながら言うから
大人気なく少しムッとしてしまったことを反省して、
他に思うこともあったから、スタイリストに手を預けた。


ライヴが決まったからっていっても、
自分のライヴやレコーディング、作業はある。
俺とSUGIZOが会う回数とかが増えるわけでもなく、
淡々と、でも着実に時間は進んでいって、詰めの打合せとリハが始まった。
その頃、久しぶりにSUGIZOは俺の部屋に来た。
意識はしなかったけど、LUNA SEAついて話すことはなくて、
会話は他愛無い最近はまってる他のバンドの話なんかだった。
そうしてるうちに、J、オマエ、それどうしたの?と
俺の薬指のマニキュアに不思議そうに見てSUGIZOが言ってきた。

「あぁ、これ。俺にはSUGIZO(恋人)がいますよって意思表示」

一瞬瞠目したあと、SUGIZOは大爆笑した。

「おまっ、なんだよそれ…。相変わらず乙女チックだなぁ」

冗談にしたって恥ずかしー!
そう言って涙浮かべて笑い転げてた。

「そんな笑わなくてもいいじゃん…、俺傷つきやすいのに…」

そう言うと、それが煽りになったみたいで、
SUGIZOの笑いは余計に止まらなくなった。
どうしようもなくて苦笑しながら見守って、散々気の済むまで笑ったら、
SUGIZOは謝りながら腕の中に納まってくれたから、救われた。

けど、24日ライヴ当日、
メイクさんにマニキュア塗って!と高飛車に言ってから

「あ、左手の薬指からにして…」

そう付け足したSUGIZOの声を偶然聞いた。
オマエも充分乙女チックだと思うけど?
相変わらず、天邪鬼な人。

スタイリストの薬指の話の後、大事な人(もの)、そう考えたときに
一番先に浮かんだのは、実は家(LUNA SEA)のことだったけど、
それはSUGIZOには内緒な。


ライヴが終わって、バンドのことについても、
SUGIZOのことについても、自分の中でいろいろと決着がついた。

家は家、家族は家族で、ずっとそのまんまで変わらない。
始まったら始まったで、色々と取り戻せるもんだ。
ま、帰るか帰らないか、それは自分、自分たちの想い次第。

SUGIZOは・・・、
これからまた会わない日が続くと思う。
お互い忙しいし、SUGIZOは気まぐれだし。
だから、変わらない。
やっぱり、本当に好きになったものはずっと好きだから。
永遠なんて信じちゃいないけど、願い続ける。
近くでベッタリ寄り添って生きてくんじゃなく、
依存して一人で立てなくなるんじゃなく、
側にいなくたって相手を想いながら、前に進み続ける。

前に。前に、前に。

高く。高く、高く。

いつの日にかくるその日まで、
最後まで、最期に、想いあえたらいい。
祈り続ける。

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(泣)
きゃぁぁぁぁっっ
J杉7年振りに祐稀のJ杉ぃーっ(笑)
やだすんごいツボな話コレよコレが私(達)の中のJ杉なんだよー落ち着けよ俺(爆)

ありがとう祐稀さん二人で悶えたマニキュアネタも絡めーのでサイコーですマジ泣ける

まさか7年振りに再熱するなんて思っても見なかったねぇ(笑)生のJ杉&NHKパワーは凄いね

懐かし効果で、最近昔にはまってた物に興味がでてきて困ってるんだよ炎○ラとか(爆)どうしよう祐稀さん(笑)
きり 2008/02/04(Mon)04:22 編集
どうもどうも(照)
喜んでもらえて、あたしはすげー嬉しいよ!
思い・想いは一緒だからな!(笑)
久々に書いたというか降りてきたから意外とすんなりあがったさ。もっともっと上手く書けたらうっかり自分で泣くところだったよ…(はずかちぃ)

炎ミ○すか!?その衝動、反対しないぜい!(爆)
祐稀(まさき)   2008/02/06(Mon)11:23
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バンギャ?であったりします。
月と海の四弦さん好きです。
虹の歌うたい(ちっちゃいおっさん)が
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づか好き芝居好きです。
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