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崩壊はしてないですが、もう少し攻めればよかったかも…と
トチ狂ったことを思っています(笑)
-胸が打ち震えたその瞬間-
◇ ◇ ◇
目を開けると、いつも見ているものとは違う天井が見えた。
……。
ここは、どこだ?
ぼんやりとした頭で考える。
「・・・ゥ」
しかし、激しい頭痛に襲われ、思考は止まる。
頭の奥から流れ込む痛みに顔が歪む。
開けていた眼を閉じる。
ひっきりなしに続く痛みに堪えきれず、思わず体が力む。
瞬間、体のあちこちに激痛が走った。
閉じた瞼の裏が真っ赤に染まる。
苦痛。
やり過ごせないそれに、朦朧として意識を手放した。
◆ ◆ ◆
眼下の息があるのか判らない体で蹲っている猫を一瞥する。
もう用はない。
そうして立ち去ろうとしているのだが、先程の猫が脳裏に過ぎる。
イイ声で鳴いてたなぁ、コイツ。
・・・ヤッベー、ゾクゾクする。
叫び声。
敵意、驚愕、羞恥、苦痛、恐怖、その顔。あの目。
そして甘い甘い血。
初めてかもしれない。
猫-弱者-を追い詰めて震えさせることはいつだって面白い。
けれど、これほど高揚したことは他になかった。
自分でも思いがけずに猫が気を失った後も2度犯して達した。
もう少し楽しめるかも…なぁ。
ただ純粋な子どものような狂気を含んだ瞳で笑った。
◇ ◇ ◇
気が付くと、また同じ天井が見えた。
……。
先程よりも幾分、痛みはマシになっているようだったが、
その代わりに頭が酷く重い。
けれど、このくらいなら大丈夫だろう。
身を起そうとすると、瞬間にまた激痛に襲われる。
「ッッ!!・・・・・」
同じ事を繰り返してしまった自分に舌打ちをする。
思い通りに体を動かせないことがまた憤る。
それでも落ち着こうと、少し息を吐き、
首だけを動かして自身の体を確かめる。
ボロボロに引き裂かれ原型のないシャツの下に
包帯が綺麗に巻かれていた。
誰が?
何のために?
勿論傷を癒すためだというのはわかるが、
このトシマで人の慈悲なんていうものが存在するのか?
何かの目的のためにそうした、そういう風にしか考えられない。
暫く考えたが、勿論答えが出るわけはなく、
ここに連れてきた、そしてこの包帯を巻いた人間に聞く、
それ以外には手立てはない。
……。
そうして、漸く自分がどうしてここにいるのかと考える。
アキラは自分がここで目覚める前の出来事を思い出す。
リンとケイスケと連れ立って移動しようとしていた。
そして通りに出た所で騒ぎを目にした。
そうしたら突然あの青い髪の男に手を引かれて…。
驚愕する。
あの後、男の手を振り払い逃げた。その後で…、
あの痛んだ金色の髪に、派手なピンクのパーカー…
処刑人のグンジに捕まった。
そして…。
「ッッッ・・」
嘔吐感が込み上げてくる。
鉤爪で斬り刻まれ、そして犯された。
アキラは生きてきた中で最悪の屈辱を味わったのだった。
「クソッッ・・・・」
拳を血が滲むほど硬く握り、唇を噛み締める。
口内に鉄の味が広がる。
噛み切った箇所に痛みはなかった。
ただ、敗北したその屈辱感だけがアキラを占めていた。
そうしながら、ふと疑問が頭に浮かぶ。
何故自分は生きている、生かされているのか…。
殆んど係わった事はないが、というより係わりたくもない連中だが、
処刑人というのは、ただ殺す事を楽しみしている奴らのはず。
恐怖した顔、絶叫、それを愉しんだ後容赦なく殺す。
それが、どうして…。
気味が悪い。
何をどう考えても、悪い方向にしか思考は向かない。
散々切り裂かれ、貫かれ揺さぶられ、存分に弄ばれた。
あのまま放っておけば、アキラは確実に出血でそのまま死んでいたはずだ。
……。
あれでは足りなかった、そういうことか?
思わず総毛立った。
こめかみから冷や汗が流れているような感覚を覚える。
……。
逃げなければ。
咄嗟に行動しようとして気が付く。
今の状態では逃げることはおろか、動くこともままならない。
「・・・・」
目の前に暗闇が広がる。どうしようもない。
何事も無関心で“どうでもいい”と思っているが、このままでいれば殺される。
『死』それだけが待っている。
「冗談じゃない」
吐き捨てるように言葉が出た。
死ぬことは、怖くはない。
けれど、あんな風に弄ばれたあげく殺されるなんて絶対にご免だ。
何とかしなければ…。
けれど、どうやって。相手はあの処刑人。
人の話を聞く耳を持たないようなヤツに、
どうにか策を講じたとしても、結果は同じではないのか。
策を講じるにしても、アキラには妙案など浮かんではこない。
アキラの前にはまた光のない闇が広がる。
……。
否、自分をここまで運び、傷の手当てをした人物が処刑人とは限らない。
第一、処刑人はそんな殊勝な事をするだろうか。
…ないだろう。
では、いったい誰が。
疑問はまた疑問を生み、
とても今のアキラには手に負えないほど膨らんでいく。
体だけの傷ならどうにでもできるが、心まで抉られてしまった。
アキラは疲れきっていた。
……。
アキラは諦めた。
自分の身を按ずるのを止めたわけではなく、考えるのを止めた。
今、何をどう考えたとてどうしようもないのだ。
ここに連れてきた人物が判らないのに、これ以上考えても仕方がない。
万が一、連れてきたのが処刑人であったなら、
ただでさえ何を考えているのか判らない、判りたくもない相手。
そんな人間の考えを推測することなどできはしない。
元々アキラは、人がどう感じているのか、どう思っているのか、
それを知ろうとしたことはないし、知る必要もなかった。
だから余計に今それができるわけがない。
それならば、その時を待てばいい。
そう思えばふっと力が抜けた。
ここはどこなのか、そして、逃げ道はどこに…。
悲鳴をあげる体をゆっくりと慎重に腕で支えながら起す。
落ち着いて周りを見た。
見覚えのない部屋だった。
トシマにある建物とは言えない瓦礫の中のそれらと違い、
ちゃんと生活できる部屋だ。
乱雑に物が置かれ、ゴミがその辺に落ちていて、
脱いだ直後のままなんだろう、衣服はその辺に散らばっているが、
他に目立って汚れていると思う所はない。
アキラがCFCで住んでいた部屋ともまったく違う。
生活感がある、生きている部屋。
そして、あまり知識はないけれど、
置かれている家具は少し立派な物だと思う。
アキラが体を横たえていたこのベッドも作りがしっかりしていて、
きちんとマットが敷かれていて寝心地がいい。
目の前に置かれているソファも
所々切り裂いたような破れはあるが壊れた所はない。
……。
似たような感じの物をどこかで見たような気がする。
少し記憶を探る。
瓦礫の山のトシマに一つだけある壊れていない物がある場所…。
『城』だ。
悪趣味な少年像などの装飾品はないけれど、ここはそれに近い。
そうか…。
やはり自分を連れてきたのは処刑人だ。
そして、ここは『城』の中のグンジの部屋なんだろう、きっと。
焦燥の色は隠せないが、少し冷静なったアキラはそれを受け止め、
また部屋を視まわす。
扉は3つ。
普通の部屋を考えると、浴室、トイレ、そして…出口。
2つの扉は開いたままにされている。
とすれば、出口は閉じられているあの扉か。
確認すると、アキラはどうしようもないほどの疲れを感じ、
衝動のままそっと体を横たえた。
心地よいベッドのスプリングがアキラを包む。
処刑人-グンジ-の部屋であるのにもかかわらず、不思議と恐怖はない。
自分がどうなってしまうのか判らないというのに、呑気なものだと自嘲する。
あのまま捨て置かず、怪我の手当てをされ、
そのまま寝かされていることが、そう感じさせているのかもしれない。
そんなことを思いながらアキラの意識はまた遠退いていった。
◆ ◆ ◆
乱暴に扉を開けて部屋に入るなり、
グンジは一直線でベッドへと足を運んだ。
ベッドに寝ている猫を見遣ると、猫は微かな寝息を立てて眠ったままだ。
「・・・・げ~」
拾って連れ帰ってから、猫は一向に目を覚まさない。
もう3日経っている。
もしかしたら、もう目を覚まさないかも知れないと思うほどの時間だ。
ビトロのヤツ、変な薬とか飲ませたんじゃねーだろうなァ…。
グンジが猫を担ぎ上げ『城』に戻ってきた時に、
偶然、狗と共に部屋から出てきたアルビトロに出くわした。
猫を見たアルビトロの目は爛々としていた。
イイ素材だ何だと思っているのが見て取れるそれに
グンジは『これは俺のだ』と宣言し、
目元を覆う金髪の隙間から凄んだ目を見せた。
グンジと猫を交互に眺め、少し思案したアルビトロが口を開いた。
「まぁ、彼は年を取り過ぎているし、・・・いいだろう」
アルビトロはまだそれと遊ぶ気でいるなら、
怪我の手当てをしろとその後に付け加えた。
「・・・あー?何でだよ。んなのめんどくせぇじゃん」
返ってくる言葉がわかっていた様子のアルビトロは
そのままにしておけば猫が出血死することを伝えて、
特別に自分が手当てをしてやってもいいと言ってきた。
……。
死んでしまえば、せっかく拾ってきた意味もなくなる。
声と顔、あの瞳を見ながら、切り裂くことができないのは嫌だ。
仕方なくアルビトロに猫を預けることにした。
けれど、目を離すと何をするのかわからないので、
「ダリィ・・・」と口に出しながら、手当てをするアルビトロを見張った。
アルビトロは不満そうにグンジを見遣ったが、
何も言わず的確に縫合していった。
終わったあと、1日は目を覚まさないだろうと言われた。
「あぁ?そんなに待てっかよ・・・・」
グンジが顔を顰めると、
完全に回復した方が楽しめるのでないのかとアルビトロに絆された。
確かに。
人形は嫌いだ。
ぐちょぐちょに中身の詰まった生きている人間でなければ、
いたぶっても何の面白みもない。
相手が泣いて叫んでこそ楽しいのだから。
ビトロもたまにはイイコト言うよな~。
そうして、グンジは猫を抱いて部屋まで運んだ。
それから3日間。グンジは耐えに堪えた。
目の前に美味しい獲物がいるというのに、食らいつけない。
拷問だ。
我慢は嫌いだ。我慢…、それをしたのはいつだっただろう。
それよりも我慢なんてしたことがあっただろうか。
……。
「・・・・だぁあ~」
叫びながら、ソファの背もたれまで進みそのまま倒れこんだ。
大体、猫1匹ごときで何故自分はこんなことをしているんだろう。
意味わかんねェ・・。
ただ、もう一度鳴かせてみたかった。
ジワジワと痛みを与えて、絶叫と苦悶の表情を味わいながら、殺したい。
あの猫の事を考えるだけで、イケるかもしんねぇ…、俺って若ぇ。
……。
そうしていると居ても立ってもいられなくなる。
グンジは立ち上がり、ベッドに向かった。
猫の上にかけてある薄い布団を取り去り、器用に包帯だけを鉤爪で裂く。
猫は何の反応もしない。
一方グンジはこれから起ることを想像して興奮している。
自分がどうかしてしまったように思う。
どうしてこんなに高まっているのか。
ゴクリと唾を飲みこんで、
縫合されている1番上の傷に一気に鉤爪を走らせた。
◇ ◆ ◇
何か音が聞こえた気がした。遠くからの音で、少しくぐもって聞こえた。
何だろう。
思うのだが、意識がはっきりしない。
体がふわふわ浮いているようなそんな感覚。
目覚める前の寝ぼけているようなそんな。
漂っていると次に誰かの声が聞こえた。
誰だ。
それでもまだ自身の体は起きてくれない。
そうしているうちに誰かが近寄ってくる。
空気が震えている。
マズイ…と思っているうちに、体に激痛が走る。
「・・・ぁッ・・・・ッッ」
夢の中から真逆様に現実に突き落とされる。
痛みに瞑ってしまった目を開けると、パサついた金色の髪…、
あの時と同じ凶悪の笑みを浮かべたグンジがいた。
「やっとお目覚めかぁ?・・・散々待たせやがって」
グンジが一方的に待っていただけなのだが、
アキラにはそれを理解することはできない。
目の前に迫る獰猛な獣を驚愕の目で見つめた。
たまんねぇ・・その目。
グンジは嬉しそうに笑って、2つ目の傷に鉤爪を当てて引いた。
「・・・ッッッ、や、め・・ろ」
「止めろって言われて止める馬鹿はいねぇだろ?なぁ・・・」
グンジは3つ目の傷もあっさりと引き裂く。
縫い目から肉が見える。
滲み出した血にもう一度鉤爪を食い込ませる。
「・・ッ・・!!」
血の匂いが充満する。
それが自分の血の匂いであることに、
アキラの思考は真っ赤に塗りつぶされる。
それでも足掻こうとして腕を伸ばすが、
アキラの手は易々とグンジに捕らえられ、頭の上で拘束される。
痛み、それと戦いながら、アキラはグンジを見据える。
挑戦的な目はグンジを煽ることになるだけであっても、
そうせずにはいられない。
何も抵抗もせずに、このまま殺されることは真っ平だった。
アキラの心情を知ってか知らずか、グンジはまた嬉しそうに笑った。
傷口から流れているアキラの血をグンジは美味しそうに啜る。
「オマエの血、甘いよなぁ。・・・何でだ?
・・ライン無配合の100%ピュア猫だからか?
・・・・まぁ何でもいいけど」
再び裂かれた肉にグンジは舌を這わせる。
肉を抉られながら進む舌の感触に眩暈がする。
血を舐め尽すようにグンジはそれを止めようとはしない。
錆びた鉄の匂いと、胸を這い回る舌と、それに伴う水音。
途切れそうな意識の中、アキラは唇を噛み締め、また血を流す。
ふっと顔を上げ、口元に、頬に赤い血をつけ
熱に浮かされたグンジと目が合う。
狂ってる。
その姿にアキラは総毛立った。
グンジはといえば、アキラの顔を見つめ、
そのまま唇の血に吸い寄せられるように体を寄せてきた。
血を一舐めした後、あっという間に口唇を塞がれる。
何を…しているんだ…?
あまりの出来事に思考もついていかない。
グンジは乱暴にアキラの口内に舌を挿し入れて掻き回す。
絡め捕られ、強く吸われる。
「・・・ン・・ンン・・ッッ!」
飲み込めず溢れた唾液が顎を伝い首筋に落ちる。
呼吸も上手くできずに、されるままになっていると、
舌を噛み千切られるほど、歯を立てられた。
またそこから溢れ出す血をグンジは躊躇いもなく啜り飲み込む。
漸く解放されたアキラは塞がれていた分を
取り返すように息を吸い込んだ。
見上げた先のグンジの口元は先程よりもっと赤く染まっており、
恍惚とした表情でアキラを見ている。
「やっぱたまんねぇ・・・オマエ殺すの止め。
こんなに美味いモンそうそうねぇもんなぁ」
グンジの狂気を含んだ笑みに、アキラは少しそれとは違うものを感じた。
子どもが欲しいものを与えられて喜ぶような、それに近い…。
噎せる鉄の匂いと溢れ出している血に
今すぐ堕ちてしまいそうになりながら、アキラは唐突に思った。
朦朧としているせいでそんな風に考えるのかもしれない。
けれど、そう思ったのだ。
「何だ、その顔」
「・・・・・」
素直に不思議そうな顔でアキラを見るグンジに、
まさか笑った顔が子どものようだとは答えられずアキラは黙っていた。
自分で聞いておきながらグンジは興味がないのか、
おもむろにアキラのジーンズを下着ごと引きずり下ろす。
「ッ・・!」
下肢を曝され羞恥心にかられる。
どうにかして抵抗しようと試みるが、
手を拘束しているグンジの力が弱まることはなく、
術がない状況がアキラを余計に惨めにさせる。
そう思った時、ふっと腕が解放される。
瞠目。
何が起ったのかと顔を動かすとグンジが鉤爪を手から外そうとしている。
新しい血、こびりついた血、纏った刃が重なり静かな室内に金属音が響く。
それらを投げ捨て、グンジはアキラをじっと見る。
「・・・この間みたいにイイ声で鳴けよ・・?」
「・・・く・・ッ!」
指先でまた傷を抉った。
グンジは血で濡れた指をアキラにわざと見せるように舐めとり、
痛みで引き攣っているアキラを見ながら、両足の膝を胸に押し遣った。
「・・・・・!」
その先の行為がわかったアキラの思考は暗く澱んだが、
アキラがそう長くそれを感じることはなかった。
グンジが開かれた体の最奥の蕾に宛がった硬い塊を容赦なく衝く。
「・・・ッ、ぁッッ!!」
痛みに耐える間も許されず、グンジは奥まで埋めようと進める。
引き抜かれる感触に僅かに安堵するが、
それはすんでの所で止められ、また強引に貫かれた。
「・・ああァ・・・ッ」
「相変わらず、きついし、あっちぃ・・・」
苦しそうに片目を瞑りながら、それでもグンジは楽しそうに笑い、
アキラの唇にこびりついた血を舐めた。
傷口を強く擦りながら、グンジの手はアキラの下肢へと伸びる。
握り潰されることを予想したが、アキラのそれは外れた。
グンジはアキラを軽く握って、ゆるゆると上下に扱いた。
まるでこれでは愛撫されているようだ。
グンジのその行為はアキラの悔しさを助長した。
段々と強くなっていく揺さぶり。
どこかに縋る所を探して、アキラは敷かれたシーツを握り、顔を埋める。
屈辱的な気持ちと相まって、アキラの目から生理的な涙が滲んだ。
「・・・く・・ッ」
アキラの表情に満足したのか、グンジは少し緩んだそこに腰を打ちつけ、
その動きと合わせて手を動かし続ける。
「あ・・・あ・・ッ・・・あああぁ・・・」
「ホラ、もっと鳴けよ・・・もっと泣け・・」
痛みと悦び、同時に押し迫る感覚。
バラバラにされる。
グンジの手がアキラの肩を掴み、衝かれる間隔が早くなる。
アキラの雄はグンジの腹とアキラの腹の間で、
先走りの液が潤滑油になりグンジが腰を打ちつける度に擦れる。
「・・あ・・・あ・・あぁ・・ッッ!!」
突き落とされて途端に浮上する。
体を震わせアキラは白濁を噴出した。
「・・・・ッ」
それは埋め込まれているグンジを搾るような形になり、
グンジのアキラの肩を掴む手が強くなる。
強く貫き、グンジはアキラの最奥に迸らせた。
◆ ◆ ◆
ゆっくりと猫の胸の上に体を下ろし、荒い息を吐く。
顔を上げると、猫は意識を飛ばしてしまっていた。
傷を指で潰すと猫の体は僅かに動くが、それ以上に反応がない。
1回ヤっただけじゃねぇかよ…、弱ぇ体だな…。
そういやコイツ痩せすぎじゃねぇ?肉食わさなきゃなぁ…。
自分が切り刻み出血させ過ぎたことは頭にない。
それにしても…これ以上ないほど美味い猫がいるとは思わなかった。
今までの猫は、弱くてただ逃げ惑い、恐怖の顔しか見せなかった。
勿論それだけでもイケるが、多少物足りない。
けれどこの猫はどの猫とも違った。
明らかに逃げ場がないのに逃げようとしてこちらを睨みつけてくる。
ラインを使っていないのにもかかわらず。
やっべー、惚れる。
グンジの口角が上がる。
今、この場所にイグラの参加者たちが居たならば、
震え上がるだろうその顔。
嬉しくて、楽しくてこの上ないといったグンジの顔だ。
身を整え、軽く背伸びをしたグンジは、軽々とアキラを抱きかかえる。
……。
気に食わねぇけど、ビトロにすっか。
そうして大股で歩き、両手が塞がっているため、
扉を蹴破ってアルビトロの部屋へ向かっていった。
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
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9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
基本、ユルいです。
ギ/アス猛烈愛
ルルは右属性です。
女子相手でも右です。
言ってしまえば、総受です。
スザルル・シュナロイを取扱中です。
BLゲーム 咎狗の血
シキアキ&グンアキ愛
グンジが可愛くてしょうがありません。
グンアキを取扱中です。
drrr!!(現在アニメのみ)好きww
シズちゃんがすごくすごく好きです。
けれどdrrr!!はみんな好きだ!
静臨を取り扱い中です。
バンギャ?であったりします。
月と海の四弦さん好きです。
虹の歌うたい(ちっちゃいおっさん)が
世の中で一番好みです。
づか好き芝居好きです。
づかはどの組の大劇にも1回は出没します。