版権二次創作を含んだ非公式ファンブログです。各版権元様とは一切無関係です。コードギアス、咎狗の血、デュラララ!!、その他について書き散らしております。え゙…と思われる方は、×(ぽちっと),←(ぽちっと)でさよならして下さいませ。
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灼くる-2-
ナナリーの話を要約すればこうだ。
昨日、ナナリー宛に荷物が届いた。送り主は不明。
少し訝しんだが、ナナリーが今まで養ってきた勘のようなものは、
それに反応しなかったので、中身を確かめた。
入っていたのは、布、奇妙な形の木と何かでできた物と、カードのみ。
そのカードには『あなたとあなたの二人のお兄様に』それのみが書かれてあった。
咲世子さんに聞くと、布の方は日本人が夏によく着る『浴衣』で、
奇妙な形をした物は、『下駄』だということだった。
ナナリーはそれが何故か気に入り「お兄様たちと着てみたいです」
満面の笑みとともにそう終えたのだった。
怪しい。不気味の一言につきる。
ネット通販の商品や、C.Cが主食としているピザ以外に
誰かが何かを此処に運んでくるということはないはずだ。
まして、贈り物など、ここに住んでから送られてきたことはない。
誰が、何の目的で。
だいたい、こんなものを送ってきた所で、何の得になる?
それに『あなたとあなたの二人のお兄様に』とはどういうことだ。
ナナリーの兄は、自分以外には存在しない。
“二人”のもう一人は、スザクを指しているんだろうが、
こちらの状況を把握しているようなそれがまた気持ちが悪い。
相手の目的がわからないうちは、身につけるなどおぞましい行為は避けたかったが、
ナナリーの願いをルルーシュが聞き入れず、断れるはずもなく、
丹念に浴衣を調べた後、咲世子さんに着方を教わり、
ナナリーの言葉を素直に聞き入れて、エアコンの温度設定を25℃に上げた。
鏡で見る自分はそれほど違和感もなく、おかしくはないな…と、
案外ルルーシュも浴衣を気に入ったようだったが、
所謂スカートのようになっているため、
足が何にも覆われていないことが妙に落ち着かないし、動き辛い、
涼しげに思われたが意外にも暑苦しさを感じる、
そんな風に段々と苛々は募っていき、冒頭に至る。
会長の突拍子もないお祭りでスカートには慣れたと思ったが、勝手が違うな…。
ルルーシュは一人ごちる。
日も暮れ、外は夜の装いで、気温も幾分下がったため、
ルルーシュは下がった温度の分だけ、落ち着きを取り戻していた。
けれど未だに思考を占めているのは、荷物の送り主の事で。
あとで検索をかけて、どこで入手したものか調べ上げてやる、
日本独特の物であるこれを売っている所なんて、そう多くはないはず…。
勝利を確信するルルーシュの耳にバタバタと不躾な足音が届いた。
足音の正体を知っているルルーシュはこれといってそれを気にする様子もない。
「ごめん、ルルーシュ。遅…く・・・なっ・・た」
どうした、スザク?早く入ってこい、ルルーシュは平然としているのに、
言われたスザクは扉を開けた途端に謝ったかと思えば、今度は固まっている。
………。
………。
漸く返ってきたスザクは、
蝶が華に誘われるようにルルーシュの許に寄っていった。
「ルルーシュ、君ってやっぱりガサツになったよね」
「以前の御前よりは断然マシだと思うが?」
「でもその方がいいかな…」
「ッッ…」
スザクは言い終えた瞬間に、ルルーシュの足に手を伸ばした。
視線を合わせたまま、スザクの手は器用にルルーシュの足を滑っていく。
「御前、何をっ」
「だって、浴衣の裾から足をはだけさせてるルルーシュなんか見たらこうしてみたくなるのは当然だと思うよ?」
自分は悪くないと続けるスザクにルルーシュは抵抗するものの、
それは尽くスザクの動きに吸収されていく。
足首から裏をつたって膝まできたスザクの手は、
ゆっくりと這い上がり、今度は表をつたって太腿の内側を撫でる。
「ッ……」
ルルーシュは声を上げそうになるのを堪えて、一瞬目を瞑るが
すぐに目を開けて、スザクを睨む。
「まだ、大丈夫そうだね」
笑顔でそう口にすると、そのままスザクはルルーシュの口唇を塞いだ。
少しずつ舌でルルーシュの口唇を開かせて中に入り込む。
優しくそれでも少し乱暴に舌を絡めとり、口内を犯し始める。
「…… ン・・」
漏れてきたそれは、まだ甘いものではなかったが、
スザクはふと笑みを零す。
スザクの手は相変わらず、ルルーシュの足を彷徨い続けている。
腿を伝って足の付け根まで、指で、甲で、なぞる。
そしてまた足の先へと戻っていく。
スザクはそれを何度と無く繰り返すだけで、
熱を持ち始めたルルーシュに触れてくることはない。
焦れてくる。
そんなルルーシュを余所目に、ゆっくりとスザクは動きを止め、口唇を離した。
ルルーシュは、はぁはぁと肩で息をして、
僅かに紅く染まった顔でスザクに抗議の目を向けた。
「ごめんね、ルルーシュ。でも、謝るのは今から放置するそれで、最初のじゃないから」
「 ッッ!!」
見下ろすスザクに毒を吐き散らしたいルルーシュだったが、
上がった体温で、暑苦しさが戻ってきたこと、
若干、体力を消耗したことで、面倒だと思い、そのままの格好で脱力した。
数秒後
「なんか、それ……、気だるい感じで余計にそそるよね」
スザクの思考をぶち破るために、ルルーシュはガバッと起き上がり、
色素の薄い癖っ毛の上から叩く。
「いい加減にしろ」
そうどすの利いた声で告げてから、
浴衣の裾を直してソファに座りなおし、
御前も早く着替えろ!ナナリーをこれ以上待たせるな!と
早口で捲くし立てて、スザクをルルーシュは叱責した。
足を組み、顎を手に乗せて、ブツブツと文句を言ってるルルーシュを視線の端におきながら
一々反応してくれるところがまた可愛いんだよね…と
スザクが心の中でつぶやいたなんてルルーシュは知らない。
そして、匿名で浴衣を送りつけたのがスザクであり、
今夜、ピザとそのピザ屋のキャラクターのぬいぐるみで買収されたC.Cがこの部屋に戻ってこない…
なんてこともルルーシュは知らない。
昨日、ナナリー宛に荷物が届いた。送り主は不明。
少し訝しんだが、ナナリーが今まで養ってきた勘のようなものは、
それに反応しなかったので、中身を確かめた。
入っていたのは、布、奇妙な形の木と何かでできた物と、カードのみ。
そのカードには『あなたとあなたの二人のお兄様に』それのみが書かれてあった。
咲世子さんに聞くと、布の方は日本人が夏によく着る『浴衣』で、
奇妙な形をした物は、『下駄』だということだった。
ナナリーはそれが何故か気に入り「お兄様たちと着てみたいです」
満面の笑みとともにそう終えたのだった。
怪しい。不気味の一言につきる。
ネット通販の商品や、C.Cが主食としているピザ以外に
誰かが何かを此処に運んでくるということはないはずだ。
まして、贈り物など、ここに住んでから送られてきたことはない。
誰が、何の目的で。
だいたい、こんなものを送ってきた所で、何の得になる?
それに『あなたとあなたの二人のお兄様に』とはどういうことだ。
ナナリーの兄は、自分以外には存在しない。
“二人”のもう一人は、スザクを指しているんだろうが、
こちらの状況を把握しているようなそれがまた気持ちが悪い。
相手の目的がわからないうちは、身につけるなどおぞましい行為は避けたかったが、
ナナリーの願いをルルーシュが聞き入れず、断れるはずもなく、
丹念に浴衣を調べた後、咲世子さんに着方を教わり、
ナナリーの言葉を素直に聞き入れて、エアコンの温度設定を25℃に上げた。
鏡で見る自分はそれほど違和感もなく、おかしくはないな…と、
案外ルルーシュも浴衣を気に入ったようだったが、
所謂スカートのようになっているため、
足が何にも覆われていないことが妙に落ち着かないし、動き辛い、
涼しげに思われたが意外にも暑苦しさを感じる、
そんな風に段々と苛々は募っていき、冒頭に至る。
会長の突拍子もないお祭りでスカートには慣れたと思ったが、勝手が違うな…。
ルルーシュは一人ごちる。
日も暮れ、外は夜の装いで、気温も幾分下がったため、
ルルーシュは下がった温度の分だけ、落ち着きを取り戻していた。
けれど未だに思考を占めているのは、荷物の送り主の事で。
あとで検索をかけて、どこで入手したものか調べ上げてやる、
日本独特の物であるこれを売っている所なんて、そう多くはないはず…。
勝利を確信するルルーシュの耳にバタバタと不躾な足音が届いた。
足音の正体を知っているルルーシュはこれといってそれを気にする様子もない。
「ごめん、ルルーシュ。遅…く・・・なっ・・た」
どうした、スザク?早く入ってこい、ルルーシュは平然としているのに、
言われたスザクは扉を開けた途端に謝ったかと思えば、今度は固まっている。
………。
………。
漸く返ってきたスザクは、
蝶が華に誘われるようにルルーシュの許に寄っていった。
「ルルーシュ、君ってやっぱりガサツになったよね」
「以前の御前よりは断然マシだと思うが?」
「でもその方がいいかな…」
「ッッ…」
スザクは言い終えた瞬間に、ルルーシュの足に手を伸ばした。
視線を合わせたまま、スザクの手は器用にルルーシュの足を滑っていく。
「御前、何をっ」
「だって、浴衣の裾から足をはだけさせてるルルーシュなんか見たらこうしてみたくなるのは当然だと思うよ?」
自分は悪くないと続けるスザクにルルーシュは抵抗するものの、
それは尽くスザクの動きに吸収されていく。
足首から裏をつたって膝まできたスザクの手は、
ゆっくりと這い上がり、今度は表をつたって太腿の内側を撫でる。
「ッ……」
ルルーシュは声を上げそうになるのを堪えて、一瞬目を瞑るが
すぐに目を開けて、スザクを睨む。
「まだ、大丈夫そうだね」
笑顔でそう口にすると、そのままスザクはルルーシュの口唇を塞いだ。
少しずつ舌でルルーシュの口唇を開かせて中に入り込む。
優しくそれでも少し乱暴に舌を絡めとり、口内を犯し始める。
「…… ン・・」
漏れてきたそれは、まだ甘いものではなかったが、
スザクはふと笑みを零す。
スザクの手は相変わらず、ルルーシュの足を彷徨い続けている。
腿を伝って足の付け根まで、指で、甲で、なぞる。
そしてまた足の先へと戻っていく。
スザクはそれを何度と無く繰り返すだけで、
熱を持ち始めたルルーシュに触れてくることはない。
焦れてくる。
そんなルルーシュを余所目に、ゆっくりとスザクは動きを止め、口唇を離した。
ルルーシュは、はぁはぁと肩で息をして、
僅かに紅く染まった顔でスザクに抗議の目を向けた。
「ごめんね、ルルーシュ。でも、謝るのは今から放置するそれで、最初のじゃないから」
「 ッッ!!」
見下ろすスザクに毒を吐き散らしたいルルーシュだったが、
上がった体温で、暑苦しさが戻ってきたこと、
若干、体力を消耗したことで、面倒だと思い、そのままの格好で脱力した。
数秒後
「なんか、それ……、気だるい感じで余計にそそるよね」
スザクの思考をぶち破るために、ルルーシュはガバッと起き上がり、
色素の薄い癖っ毛の上から叩く。
「いい加減にしろ」
そうどすの利いた声で告げてから、
浴衣の裾を直してソファに座りなおし、
御前も早く着替えろ!ナナリーをこれ以上待たせるな!と
早口で捲くし立てて、スザクをルルーシュは叱責した。
足を組み、顎を手に乗せて、ブツブツと文句を言ってるルルーシュを視線の端におきながら
一々反応してくれるところがまた可愛いんだよね…と
スザクが心の中でつぶやいたなんてルルーシュは知らない。
そして、匿名で浴衣を送りつけたのがスザクであり、
今夜、ピザとそのピザ屋のキャラクターのぬいぐるみで買収されたC.Cがこの部屋に戻ってこない…
なんてこともルルーシュは知らない。
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後書
う~む、ぬる~い、今時期の夜の気候ようなものになってしまった。
…どんだけ~っ!
と意味不明に死語になりつつある言葉を叫んでおきます。
ナナちゃんは最強です。彼女に言わせれば、ルルは何でもやってくれそうなので、これからもお願いします!
文中のチーズニイですが、チーズくんのお仲間です。たぶんおにいさま(笑)
つか、せっかくのリクの浴衣ネタなのに、ぐだんぐだんでごめんなさい。
エロが、突然で、そして中途半端でごめんなさい。
『はだけたトコからルル足見えたら、スザクは確実に狼さんだね(はあと)』のみを実現させただけでごめんね。
ひたすら謝ることしかできないけど、このヘタレ散文をきりちゃんに贈呈します。
…どんだけ~っ!
と意味不明に死語になりつつある言葉を叫んでおきます。
ナナちゃんは最強です。彼女に言わせれば、ルルは何でもやってくれそうなので、これからもお願いします!
文中のチーズニイですが、チーズくんのお仲間です。たぶんおにいさま(笑)
つか、せっかくのリクの浴衣ネタなのに、ぐだんぐだんでごめんなさい。
エロが、突然で、そして中途半端でごめんなさい。
『はだけたトコからルル足見えたら、スザクは確実に狼さんだね(はあと)』のみを実現させただけでごめんね。
ひたすら謝ることしかできないけど、このヘタレ散文をきりちゃんに贈呈します。
ルルは美脚間違いなし
浴衣ネタありがとうモゲモゲでぇすまさか本当に書いてくれるとは思いませんでしたまたリクしていいのかしら
スザクは浴衣からチラチラ見えるルルーシュの白くて細い脚が気になってしゃーないでしょう。花火とか見てても、ル「綺麗だな…」ス「そうだね…」って言いながら、花火じゃなくて脚見てるんでしょ!襲っちゃえよスザク
あ、決してスザクをそんなキャラにしたいわけじゃないですよ(笑)格好いいスザクが好ききなんですよぉー
是非次は騎士皇子で(笑)
スザクは浴衣からチラチラ見えるルルーシュの白くて細い脚が気になってしゃーないでしょう。花火とか見てても、ル「綺麗だな…」ス「そうだね…」って言いながら、花火じゃなくて脚見てるんでしょ!襲っちゃえよスザク
あ、決してスザクをそんなキャラにしたいわけじゃないですよ(笑)格好いいスザクが好ききなんですよぉー
是非次は騎士皇子で(笑)
Re:ルルは美脚間違いなし
喜んでもらえてよかった…(ものっそ安堵)
うん、スザクは変態じゃないけど、ルルのコト好きだからね!足も大好きさ!!(断言)
かっけー!!ってあたし自身が叫べるような(そこ?)スザクを書けるように精進するわ~。
騎士皇子、ちょこっとお待たせするかもしれないけど(ネタはある)、書かせていただきまするる(笑)
うん、スザクは変態じゃないけど、ルルのコト好きだからね!足も大好きさ!!(断言)
かっけー!!ってあたし自身が叫べるような(そこ?)スザクを書けるように精進するわ~。
騎士皇子、ちょこっとお待たせするかもしれないけど(ネタはある)、書かせていただきまするる(笑)
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こんな人
HN:
祐稀(まさき)
性別:
女性
自己紹介:
女子です。腐女子です。
基本、ユルいです。
ギ/アス猛烈愛
ルルは右属性です。
女子相手でも右です。
言ってしまえば、総受です。
スザルル・シュナロイを取扱中です。
BLゲーム 咎狗の血
シキアキ&グンアキ愛
グンジが可愛くてしょうがありません。
グンアキを取扱中です。
drrr!!(現在アニメのみ)好きww
シズちゃんがすごくすごく好きです。
けれどdrrr!!はみんな好きだ!
静臨を取り扱い中です。
バンギャ?であったりします。
月と海の四弦さん好きです。
虹の歌うたい(ちっちゃいおっさん)が
世の中で一番好みです。
づか好き芝居好きです。
づかはどの組の大劇にも1回は出没します。
基本、ユルいです。
ギ/アス猛烈愛
ルルは右属性です。
女子相手でも右です。
言ってしまえば、総受です。
スザルル・シュナロイを取扱中です。
BLゲーム 咎狗の血
シキアキ&グンアキ愛
グンジが可愛くてしょうがありません。
グンアキを取扱中です。
drrr!!(現在アニメのみ)好きww
シズちゃんがすごくすごく好きです。
けれどdrrr!!はみんな好きだ!
静臨を取り扱い中です。
バンギャ?であったりします。
月と海の四弦さん好きです。
虹の歌うたい(ちっちゃいおっさん)が
世の中で一番好みです。
づか好き芝居好きです。
づかはどの組の大劇にも1回は出没します。