版権二次創作を含んだ非公式ファンブログです。各版権元様とは一切無関係です。コードギアス、咎狗の血、デュラララ!!、その他について書き散らしております。え゙…と思われる方は、×(ぽちっと),←(ぽちっと)でさよならして下さいませ。
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突発 リン→カズイです。
唐突にリンを書きたくなりました。
でも、アキリンじゃないし、リンアキじゃないし…(苦)
唐突にリンを書きたくなりました。
でも、アキリンじゃないし、リンアキじゃないし…(苦)
ぽたりと膝に落ちたのは雨の雫か涙か。
何故チームに参加しているのかわからない男だった。
カズイは。
やられたら倍返しにしてやりかえす。
やるなら徹底的に。
それがチームの信条。
口には出さないが極端に顔を曇らせてそれを嫌うくせに、
それでも離れていかないのは何でだろうと思う。
その理由の中に、
少しでも俺のことを気にしてくれている
それがあればいいのにと思うのは馬鹿なことだろうか。
絶対に有り得ないけど、それを口にしてみれば
カズイはどんな顔をするだろうか。
我に返れば、情けないと思うけど、
そういう想いを何て呼ぶか、それくらい知ってる。
-その両脚はどこまで行くんだい傷だらけで血まみれで-
数日前にチームのメンバーの3人が他のチームの奴にボコられた。
状況を聞くとは向こうは10人強いたらしく、
それにも腹が立ったし、最近苛々していたから
僅かにそれの解消も含んで、報復に出向いた。
勿論10人強なんて甘い数じゃない人数で。
満たされた。すっきりしたと思った。
けど、段々重い気分はまた俺の中から湧き出して…。
ツマラナイ
まだ騒いでいる仲間を横目にそっとその場を抜け出した。
今、いる場所は2番目に気に入っているポイント。
初めは膝を抱えて空を見上げていたけど、
その体勢もダルくなったから、そのままコンクリートの上に寝転んだ。
いつもなら綺麗だなぁ…と思い穏やかになるはずの心は、
今日はただ曇って何の感情もない。
こんな日もある
そう諦めようとするけれど、霧が晴れないのは
重い、苦しい。
だから星を見に来たのに。なんだよ、まったく。
それでも見上げる星空は綺麗で、
じっと見つめたままリンは星を数え始めた。
102まで数えた所で、扉の向こう側から音が聞こえてきた。
靴音。
咄嗟に起き上がって腰のナイフを手に取り身構える。
ゆっくり開けられた扉の向こうには見知った顔。
「カズイ…」
名前を口にしたと同時に強張った体を緩める。
カズイはいつもと変わりなく、ゆっくりリンの許へ歩いてくる。
「綺麗だな」
ふいに紡がれた声はいつもと変わらない声だったけれど、
その時のリンにはとても心地がよく、
それだけで先ほどまでの靄も少し薄くなった気がした。
あぁ、俺、ホントに好きなんだ
心の中で思っても決して言葉にはせずに、ただ一言相槌を返した。
二人の間の会話はそれだけで終わり、
どうしてここにカズイが来たのか何の説明もなく、
リンとカズイは微妙な距離を空けたまま、黙って空を見上げる。
同じ空なのに、星の位置も少しも変わってないのに、
今まで見ていた星空と様子が違うのは、
一人じゃないから?
霧が少し晴れたから?
カズイがいるから。
何も言わずに何も言われずに、星を見続けた。
漸く腰を上げたのは、空が白んできた頃だった。
「俺の部屋の方が近いから、寝に来るか?」
「え?・・・・・」
突然の申し出に、驚いて時が止まって、
それから一瞬のうちに色々と考えてしまい焦るリンを
カズイは少し笑って見た。
「どうする?」
「・・・泊めてもらう」
「じゃあ、行こうか」
戸惑いながらも、ここでこれ以上挙動不審な態度を取るのも嫌で、
断る理由も全く見つからなかったので
泊まることにしたリンだったが、
平静を装いながら並んで歩くカズイの横で、
心臓が早鐘のように打って倒れそうになっていた。
嬉しいけど、緊張する
特に何が起こるわけでもないのはわかっているけれど、
それでも好きな相手と二人きりで眠るなんてことは初めてのことで、
どうしたらいいのかと落ち着かない。
カズイの部屋に着いても緊張が解れることはなく、
自分でもわけのわからない言動を繰り返して、
散々カズイに苦笑され、そのうち本気で笑われた。
こんな調子で眠れるんだろうかと案じたが、
暴れたことが幸いしたのか
リンはカズイの隣でいつもより深い眠りについた。
目覚めると、すぐ隣にカズイの顔があった。
寝起きに体が固まる。心臓に悪い。
体が解けた後、身動きせずにじっとカズイを見る。
今は黒にしか見えない髪に触れたい衝動に駆られたがリンはぐっと耐えた。
起こしてしまっては気の毒という思いもあるけれど、
もう少し穏やかに眠っているカズイを見ていたかったから。
…綺麗な顔、だよな?
そろそろ起きるかと思えば、突然カズイの瞳が開かれた。
「おはよう」
「おはよう・・・ってカズイいつから起きてたんだよ」
「ついさっき」
「起きたならすぐに目開けろよ」
「リンがあんまり見るから緊張したんだよ」
「ッ!カズイがあんまりに間抜け面で寝てるからちょっと見てただけだよ」
薄く笑ってそれ以上何も言わないカズイに、
リンは起き上がっていつも以上に悪態をついてしまった。
トシマは雨。
星空も、心さえ覆われて真っ暗な闇に閉ざされている。
「カズイ…」
もう二度と応えてはくれない人の名を呼ぶ。
片思いだったんだろうか…、それとも。あたし的には想っていてくれたんじゃないんだろうかと勝手に思っています。二人の微妙な所がいいのかもしれないけれど。。。
何故チームに参加しているのかわからない男だった。
カズイは。
やられたら倍返しにしてやりかえす。
やるなら徹底的に。
それがチームの信条。
口には出さないが極端に顔を曇らせてそれを嫌うくせに、
それでも離れていかないのは何でだろうと思う。
その理由の中に、
少しでも俺のことを気にしてくれている
それがあればいいのにと思うのは馬鹿なことだろうか。
絶対に有り得ないけど、それを口にしてみれば
カズイはどんな顔をするだろうか。
我に返れば、情けないと思うけど、
そういう想いを何て呼ぶか、それくらい知ってる。
-その両脚はどこまで行くんだい傷だらけで血まみれで-
数日前にチームのメンバーの3人が他のチームの奴にボコられた。
状況を聞くとは向こうは10人強いたらしく、
それにも腹が立ったし、最近苛々していたから
僅かにそれの解消も含んで、報復に出向いた。
勿論10人強なんて甘い数じゃない人数で。
満たされた。すっきりしたと思った。
けど、段々重い気分はまた俺の中から湧き出して…。
ツマラナイ
まだ騒いでいる仲間を横目にそっとその場を抜け出した。
今、いる場所は2番目に気に入っているポイント。
初めは膝を抱えて空を見上げていたけど、
その体勢もダルくなったから、そのままコンクリートの上に寝転んだ。
いつもなら綺麗だなぁ…と思い穏やかになるはずの心は、
今日はただ曇って何の感情もない。
こんな日もある
そう諦めようとするけれど、霧が晴れないのは
重い、苦しい。
だから星を見に来たのに。なんだよ、まったく。
それでも見上げる星空は綺麗で、
じっと見つめたままリンは星を数え始めた。
102まで数えた所で、扉の向こう側から音が聞こえてきた。
靴音。
咄嗟に起き上がって腰のナイフを手に取り身構える。
ゆっくり開けられた扉の向こうには見知った顔。
「カズイ…」
名前を口にしたと同時に強張った体を緩める。
カズイはいつもと変わりなく、ゆっくりリンの許へ歩いてくる。
「綺麗だな」
ふいに紡がれた声はいつもと変わらない声だったけれど、
その時のリンにはとても心地がよく、
それだけで先ほどまでの靄も少し薄くなった気がした。
あぁ、俺、ホントに好きなんだ
心の中で思っても決して言葉にはせずに、ただ一言相槌を返した。
二人の間の会話はそれだけで終わり、
どうしてここにカズイが来たのか何の説明もなく、
リンとカズイは微妙な距離を空けたまま、黙って空を見上げる。
同じ空なのに、星の位置も少しも変わってないのに、
今まで見ていた星空と様子が違うのは、
一人じゃないから?
霧が少し晴れたから?
カズイがいるから。
何も言わずに何も言われずに、星を見続けた。
漸く腰を上げたのは、空が白んできた頃だった。
「俺の部屋の方が近いから、寝に来るか?」
「え?・・・・・」
突然の申し出に、驚いて時が止まって、
それから一瞬のうちに色々と考えてしまい焦るリンを
カズイは少し笑って見た。
「どうする?」
「・・・泊めてもらう」
「じゃあ、行こうか」
戸惑いながらも、ここでこれ以上挙動不審な態度を取るのも嫌で、
断る理由も全く見つからなかったので
泊まることにしたリンだったが、
平静を装いながら並んで歩くカズイの横で、
心臓が早鐘のように打って倒れそうになっていた。
嬉しいけど、緊張する
特に何が起こるわけでもないのはわかっているけれど、
それでも好きな相手と二人きりで眠るなんてことは初めてのことで、
どうしたらいいのかと落ち着かない。
カズイの部屋に着いても緊張が解れることはなく、
自分でもわけのわからない言動を繰り返して、
散々カズイに苦笑され、そのうち本気で笑われた。
こんな調子で眠れるんだろうかと案じたが、
暴れたことが幸いしたのか
リンはカズイの隣でいつもより深い眠りについた。
目覚めると、すぐ隣にカズイの顔があった。
寝起きに体が固まる。心臓に悪い。
体が解けた後、身動きせずにじっとカズイを見る。
今は黒にしか見えない髪に触れたい衝動に駆られたがリンはぐっと耐えた。
起こしてしまっては気の毒という思いもあるけれど、
もう少し穏やかに眠っているカズイを見ていたかったから。
…綺麗な顔、だよな?
そろそろ起きるかと思えば、突然カズイの瞳が開かれた。
「おはよう」
「おはよう・・・ってカズイいつから起きてたんだよ」
「ついさっき」
「起きたならすぐに目開けろよ」
「リンがあんまり見るから緊張したんだよ」
「ッ!カズイがあんまりに間抜け面で寝てるからちょっと見てただけだよ」
薄く笑ってそれ以上何も言わないカズイに、
リンは起き上がっていつも以上に悪態をついてしまった。
トシマは雨。
星空も、心さえ覆われて真っ暗な闇に閉ざされている。
「カズイ…」
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基本、ユルいです。
ギ/アス猛烈愛
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女子相手でも右です。
言ってしまえば、総受です。
スザルル・シュナロイを取扱中です。
BLゲーム 咎狗の血
シキアキ&グンアキ愛
グンジが可愛くてしょうがありません。
グンアキを取扱中です。
drrr!!(現在アニメのみ)好きww
シズちゃんがすごくすごく好きです。
けれどdrrr!!はみんな好きだ!
静臨を取り扱い中です。
バンギャ?であったりします。
月と海の四弦さん好きです。
虹の歌うたい(ちっちゃいおっさん)が
世の中で一番好みです。
づか好き芝居好きです。
づかはどの組の大劇にも1回は出没します。
基本、ユルいです。
ギ/アス猛烈愛
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言ってしまえば、総受です。
スザルル・シュナロイを取扱中です。
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シキアキ&グンアキ愛
グンジが可愛くてしょうがありません。
グンアキを取扱中です。
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シズちゃんがすごくすごく好きです。
けれどdrrr!!はみんな好きだ!
静臨を取り扱い中です。
バンギャ?であったりします。
月と海の四弦さん好きです。
虹の歌うたい(ちっちゃいおっさん)が
世の中で一番好みです。
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