愛を語ろう

すごい馬鹿なスザルルです。
自分的に電車の中で楽しかったので、
まぁ、自己満足ということで（汗汗）

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「…ルルーシュ」
「何だ」
(何回目だよ、そのやりとり…)
「たまには愛を語ってよ」
「………」
(何を言い出すんだ、アイツは…)
「ルルーシュ」
「何だ」
「ねぇ」
「だから何だ」
「だからたまには愛を語ってよ」
「馬鹿か御前は」
(その通りね、まったく…)
「馬鹿でも何でもないよ」
「何を言っている？御前が馬鹿じゃなければ、俺は神の域に達する」
「…」
(自分で断言する神経が信じらんない…何考えてんだか)
(手酷く一喝されたなぁ。でもこれでスザクも大人しくなるか…)

「ルルーシュ」
「何だ」
(また始まるの？もういいじゃない、私泣きそう…)
「だか「ら何だ」
(そろそろ止どめの一喝が出るのかしら？これからだっていうのに、もう終わり？)
「こっち見てよ」
(見るな！ルルーシュ！)
「…………」
「ルルーシュ…」
(あ～あ、見ちゃったよ…。捨てられ犬みたいなスザクに弱いんだよなぁ、ルルって)
(ルルーシュってば、結局スザクに甘いのよねぇ)

「だからさ、たまには愛を語ってって言ってるんだ」
「…」
「ルルーシュは僕の事が好きでしょ？」
(ホント、どっちも大した神経の持ち主よね…)
(もう本当に止めてよ・・・・)
「だからどうした」
(ヲイヲイ、今サラッと肯定した！？)
(面白くなってきたわね、ウフフ)
「だから、僕に向かってるその愛を目の前にいる僕に語ってって言ってるんだよ」
「……そうだとして、何故ここで、今の状況で愛を語る必要があるんだ？」
(やっぱり肯定しやがった…)
「ルルーシュが僕を好きだから」
(即答かよっ！)
「答えになっていないな」
「そんな事ないと思うな。ルルーシュは僕を好き。僕もルルーシュを好き。二人は相思相愛なわけだから、愛を語らうのは当然。いつも僕ばかりが惜しげなく愛を語ってるんだから、たまにはルルーシュから僕への愛を語って欲しいって思うのも当然だと思うな」
(当然、当然ってよくもまぁ二人そろってバカじゃない？！)

「……」
「……」
(もうホントにいいから…)

「わかった。好きだスザク」
(((((！！)))))
「これでいいだろう」
「う～ん。もうちょっと…、こうさ、叫び(たけび)？みたいな想いのがいい」
「充分だろう？」
「ダメだよ」
「ならば、愛しているスザク」
(((((！！)))))
「知ってるよ。だからそうじゃなくて、もっと違う感じで――――」





オマエらいい加減にしろよと思う者一名。
アンタたちいい加減にしなさいよと思う者一名。
中てられて目尻に涙を浮かべながら卒倒しそうな者一名。
動じながらも、卒倒しそうな者を支えようする者一名。
面白いわ…と続きを伺う者一名。
天然まっしぐらな空気の読めない者一名。
空気の読めない恋人をあやす者一名。

ここはアッシュフォード学園生徒会室。
只今、書類整理の真っ最中である。